漁港

●羅臼漁港(北海道目梨郡羅臼町)

■位置■
 羅臼漁港は北海道の東北端、知床半島の東に位置し、南には野付岬が突き出し、北には知床岬、そして前面には北方領土国後島を望んでいる。


■概要■
 羅臼漁港の漁業形態はスケソウダラ刺し網、サケ・イカ定置及び採藻漁業であり、これら沿岸漁業が漁獲全体の大部分を占めている。サケ漁の水揚げ増加で上昇基調に入っているが、主力のスケソウダラ漁は資源枯渇を原因として低迷し、大幅な増産を期待できる状況にはない。
 これまでの天然資源に依存する不安定な獲る漁業から育てる漁業へと、安定的な経営への移行が求められている。そのため栽培漁業への取組及び資源管理型漁業への意識啓発が課題となっている。


■漁港漁場整備の沿革■
 羅臼漁港は昭和26年6月29日に第4種漁港に指定されて以来、町の中心漁港としてだけではなく、根室海峡海域の拠点的な避難・陸揚げ港として整備を進めてきた。
 現在、外来船増加による係留施設の不足に対応した漁港拡張、新たな経済振興に寄与する漁港づくりなど漁業情勢等に応じた整備が続けられている。


■整備方針■
(1)自然環境の保全と創造
@ 海水交換を進め港内水質・底質環境の保全を図るため、切通しや通水孔を設ける。

(2)水産物流通の効率化と一貫した品質管理
@ 係留施設及び用地の整備により陸揚げ時間や荷さばきの時間短縮により効率化を図る。
A 屋根付き岸壁や清浄海水導入施設整備を行い衛生管理向上による安全安心な品質管理を行う。

(3)安全で快適な漁業地域の形成
@ 耐震機能を有する岸壁の整備を行い、災害時の避難・物流機能を確保する。
A 衛生管理のために整備される屋根付き岸壁により就労環境の改善を図り、高齢者の就労延長による地域水産業の維持発展を図る。

(4)都市との交流の推進
@ 海の観光基地として、観光客や町民にも開かれた漁港となるべく交流機能の充実を図る。


■主な取り扱い漁種■
 スケソウ、秋サケ、ホッケ、イカ


■航空写真■




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